虫がおしえてくれること
〜「二十四節気 虫のお話」原画展~
2015年8月4日(火)~ 8月16日(日)
蒸せかえるような草いきれを全身に浴びながら、スニーカーを
汚して虫を追いかけたのは、いくつの頃だったでしょうか。
小さきものたちの生態は謎だらけで、飽かず眺め続けている
うちに、仰げば空は夕暮れていたものです。
大人の私たちは毎日アスファルトを革靴で踏みしめて、
虫たちと出会うことも少なくなってしまいました。
けれど、天気を感じること、季節を迎えること、毎日を懸命に
生きること……虫がおしえてくれたことは、ずっと残っています。
おのりえんさんのお話に、秋山あゆ子さんが絵をつけられた
「二十四節気 虫のお話」シリーズ(理論社)は、
都心から越して来た家族が、豊かな四季の移ろいの中で虫との
つきあいを重ねながら、多くのことを学んでいくお話です。
児童書というジャンルを超えて、大人の私たちが幼少期に
「虫がおしえてくれたこと」を思い返し楽しむことができる、
類を見ない物語です。
本展では、緻密さの中に深い愛情が込められた、秋山あゆ子さんの
「二十四節気 虫のお話」シリーズの生原画をご覧頂きながら、
虫たちと一緒に二十四節気を巡って頂けたらと思います。
大人も子供も、きっと夢中になれる、虫のお話をたくさんご用意して
お待ちしております。
「二十四節気 虫のお話」シリーズ
「虫のいどころ 人のいどころ」
「虫のお知らせ」
「虫愛づる姫もどき」
おのりえん・作/秋山あゆ子・絵(理論社刊)
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会期中、おのりえんさんのサイン(消しゴム版画入り!)と、秋山あゆ子さんの
描き下ろしイラスト(全冊絵柄違い!)が入った本の販売を行います。
また、ご希望の方にオリジナル小冊子をプレゼント致します。
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<プロフィール>
-おの りえん (小野里宴)
1959年東京に生まれる。作家。児童文学作家としての作品も多いが、『メメント・モーリ』
(理論社)などの長編ファンタジー作品もある。主な作品に『でんでら竜がでてきたよ』
「イガー・カ・イジー」シリーズ(理論社)、 『そっといいことおしえてあげる』
『よくばりぎつねのじろろっぷ』(福音館書店) 「おかしきさんちのものがたり」
シリーズ(フレーベル館)、『なきむしおにごっこ』(ポプラ社)など。
-秋山 あゆ子 (あきやまあゆこ)
1964年東京に生まれる。漫画家として『虫けら様』『こんちゅう稼業』(青林工藝舎)などの
ファンタジックな虫の世界を描くかたわら、絵本作家としても活躍。絵本の作品に
『くものすおやぶん とりものちょう』『くものすおやぶん ほとけのさばき』(福音館書店)、
『みつばちみつひめ てんやわんやおてつだいの巻』『みつばちみつひめ どどんとなつまつりの巻』
(ブロンズ新社)などがある。
おのりえんさん制作の告知動画をYouTubeにて公開中!
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〈お詫びと訂正〉
本展示ご案内のDMに記載されている、
かもめブックスの電話番号に誤りがございました。
お詫び申し上げますとともに、下記の通り訂正いたします。
誤)03-5226-5490
正)03-5228-5490
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