Mayuko Sase solo exhibitionJewels2020年6月2日(火)〜6月20日(土)
※最終日18時まで
※営業日、営業時間は変更になる場合もございます。詳細は当店Twitterをご確認ください。
*展示期間中、かもめブックス外商部にて展示作品を同時販売しております。
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美大の学生だった頃、私はボリス・ヴィアンに夢中でした。
「ニューオーリンズのジャズときれいな女の子との恋愛、それ以外はなくなってしまえばいい。醜いから」(うたかたの日々 より/要約)
ボリス・ヴィアンは彼の美しいものたちを守るために飄々とシニカルに、そして確固たる信念をもって、(暮らす)のではなく(生きろ)と身をもって叫び続けた作家です。
前回の個展の際、「私が描く絵は一貫して私が美しいと憧れるものたちへのラブレターです」と書きましたが、今回のテーマも根本的には前回と同じです。
人によっては音楽であったり、アートであったり、大切な人であったり、そういった(美しいもの)に憧れ続け、(うつくしくありたい)と願う心は綺麗事では無く、(生きる)ことと同義ではないかと思う今日この頃です。
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〈誕生石似顔絵〉
あなたのポートレートを誕生石と共に描きます。
こちらは、かもめブックス外商部よりご購入(お申込み)いただけます。
定員に達し次第終了となりますので、あらかじめご了承ください。
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2018年以降、当店では2回目の個展となります。
前回の個展「etude」ではダンサーたちの肉体の美しさを描きました。
自身が美しいと感じるものを描く佐瀬さんの作品は、本展でも変わらずに、純粋に美しさを追い求めています。
宝石と女性というフェミニンになりがちなテーマを雄大に力強く描くさまをご覧ください。
プロフィール
佐瀬 麻友子(Mayuko Sase)
多摩美術大学日本画専攻を卒業。現在フリーのイラストレーターとして出版や広告、アパレルとのコラボレーションなどの分野で活動中。
クライアントワークの傍、個展を数年おきに開催。