前田文化 2014-2016 アーカイブ展4月18日(火)~4月30日(日)
※最終日18:00まで
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昨年暮れに、大阪のメディアで取り上げられた「前田文化」が神楽坂にやってきます。
彼らが活動を始めた2014年から今日までの、3年間の記録を一覧します。
建築ユニット前田文化は、自分たちの活動をアートだと思っていないみたいで、しかしその強い衝動の創造は、僕らからするとアートそのもの。「仕事」でもなく「アート」と言い切ることもできない、ただただ「活動」というその行為をアーカイブして、展示としました。
建物を、作っては壊す、壊しては作るという行為を繰り返す彼らが、神楽坂にどのような展示をするのか、とても楽しみです。たぶん、想像もつかないような立体作品を作るのではないかな。
彼らの建築から派生したプロダクツ、前田文化と劇団子供鉅人のDVD「文化住宅解体公演」とかもめブックスで編集した小冊子『前田文化 2014〜2016』も展示と販売をします。
前田文化の熱いエネルギーを見にきてくださいね。
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2014年5月3日 「お相撲さん、壁を壊してください」
2014年8月10日 「風呂なしアパートに風呂が現れた」
2015年8月30日 「8月最後の日曜日にやりたい500」
2016年10月22日 「前田文化×劇団子供鉅人 文化住宅解体公演」
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〈プロフィール〉
前田文化(まえだぶんか)
文化住宅を利用した様々な活用方法の提案と実践を行う。
・文化住宅とは
1950〜60年代、関西では「文化住宅」と呼ばれる集合住宅が数多く建てられた。各部屋に専用の台所と便所を完備した集合住宅は画期的で、「文化的である(=豊かである)」という意味で文化住宅と呼ばれた。
50年が経った現在、当時「文化的」だった文化住宅は老朽化が進み、業者の手によって解体され、何の面白みも無い姿に変えられるか、空き部屋だらけの状態で放置されている。