教養〜書を携えて町へ出よう
<INTRODUCTION>
雑誌に“巻頭特集”があるように、本屋にも“店頭特集”を作りました。
かもめブックス編集会議によって選ばれた特集テーマに基づいて、
「私たちがお薦めしたい本」を店頭の大きな棚に並べています。
この特集をきっかけに、新しい本や世界と出会ってください。
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教養って何だろう。
入学入社のこの季節、そう考える方も多いのでは。
確かによくわからない。
そして、わからないなりに考えてみました。
見聞と見識をバランスよく取り込むことが教養ではないでしょうか。
理想によるでもなく現実によるでもなく、常に二つの間で揺れている。
いろんな価値観を理解した上で、自分の考えを述べることができる。
そんな教養なら悪くない、いや是非身につけたいものです。
書を捨てよ町へ出よう、寺山修司はそう言いましたが、
書を携えて町へ出よう、かもめブックスとしては、こう言いたいところです。
教養を備えた大人たちの言葉は抜群に面白い。
語る言葉は聡く明るくありたいと思うのです。
見るもの、聴くもの、感じるものを朗らかに咀嚼して、
自分の教養にしよう。