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イベント情報

武田砂鉄×能町みね子トークイベント
「言葉尻をとらえる。揚げ足をとる」
『紋切型社会』(朝日出版社)刊行記念

takedanoumati

日時:6月24日(水)19時半〜21時半(途中休憩あり)
場所:かもめブックス
参加費:1,500円(1ドリンク付き)
参加申込方法:
(1)かもめブックスサイト内のこちらの「お問い合わせ」フォーム
から、件名に『紋切型社会トークイベント』とご記入のうえ、お名前・
メールアドレス・ご連絡先電話番号を送信ください。
折り返しご連絡いたします。
(2)お電話にて 03-5228-5490
(平日10時~22時、日曜11時~21時)
(3)店頭にて スタッフにお声掛けください。

定員に達したため参加お申し込みを締め切らせて頂きました。

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巷の話題を独占している新進気鋭の才能、武田砂鉄が
満を持して、この神楽坂にやってくる!
すべての読者諸氏が待望して、渇望して、切望してやまないあの
渾身の処女作『紋切型社会 言葉で固まる現代を解きほぐす』。
そのベールが、ついに明かされるときがきた!
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……刊行されたばかりの『紋切型社会』を読まれた方は、
このアオリが、いかにもそれらしく書かれてはいるけれど、
その実、何も伝えていないということを知っているでしょう。

「巷の話題を独占」「新進気鋭の才能」「満を持して」等々、
それらしいだけで、思考停止を覆い隠す言葉のように見えます。

著者の武田砂鉄さんは、本書の中で、
「どこまでも自由であるべき言葉を紋切型で拘束する害毒を
穿り出してみたかった」と書かれていますが、まさにその通り。
普段、意識しないまま目にする「情報(言葉)」の前後左右に広がる
「情報外情報」を新しい角度で切り出し、私たちに再定義してくれます。
そのために、「ひたすら揚げ足を取り続け」るのだ、と。

さて、近日6月24日(水)、
かもめブックスで刊行記念のトークイベントを行う運びとなりました。
聞き手として、能町みね子さんにお越しいただこうと思います。
ご存じ、社会を、世界を、同じように新鮮な視点で切り取ってくれる
能町みね子さんは、かもめブックスの地元、神楽坂の文人墨客として
知られる方です。

能町さんも著書の『言葉尻とらえ隊』の中で
「私は細かな言葉尻が気になるタイプなのです」と宣言され、
「考えさせられる」「自称霊能者」「自分でも正直驚きました」など、
能町版「紋切型の言葉」解析を痛快に繰り広げられました。

そんなお二人にかもめブックスで話してもらえるなんて!
ホストの責を忘れてしまいそうになりますね。

陳腐な世界に誘い込まれないよう、揚がる足をつかまえ、その言葉尻をとらえる。
『紋切型社会』の違った側面を深く楽しむことができる「言葉の居場所を巡る雑談」の夜。
たくさんのご来場、お待ちしております。

出演者プロフィール:

武田砂鉄(たけだ・さてつ)
1982年生まれ。ライター。東京都出身。大学卒業後、出版社で主に時事問題・
ノンフィクション本の編集に携わり、 2014年秋よりフリーへ。
「cakes」「CINRA.NET」「Yahoo!ニュース 個人」「beatleg」等で連載を持ち、
多くの雑誌、ウェブ媒体に寄稿。インタビュー・書籍構成も手掛ける。
本書『紋切型社会 言葉で固まる現代を解き ほぐす』が初の著作となる。
http://www.t-satetsu.com/

能町みね子(のうまち・みねこ)
自称漫画家。執筆業。
近著「言葉尻とらえ隊」(文春文庫)、「ときめかない日記」(幻冬舎文庫)など。
「久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポンGOLD」(ニッポン放送系)
「久保みねヒャダこじらせナイト」「ヨルタモリ」(ともにフジテレビ系)に出演。

2015.6.10 / イベント情報 / 武田砂鉄×能町みね子トークイベント 「言葉尻をとらえる。揚げ足をとる」