BOOKS+COFFEE+GALLERY

特集棚<スペシャル>

ビストロかもめ〜本と本のマリアージュ

<INTRODUCTION>
雑誌に“巻頭特集”があるように、本屋にも“店頭特集”を作りました。
かもめブックス編集会議によって選ばれた特集テーマに基づいて、
「私たちがお薦めしたい本」を店頭の大きな棚に並べています。
この特集をきっかけに、新しい本や世界と出会ってください。
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bistrocomic

「本日は何をお召し上がりですか」
「そちらのお料理でしたら、このワインが良く合うと思いますよ」

料理とワインに絶妙な組み合わせがあるように、
本にも、二冊読むことで、面白さが増したり、理解が深まったり、
そんな組み合わせがあります。
本と本のマリアージュ。
ジャンルに捕われず、互いに読後感を高めあう本の
読み合わせをご用意いたしました。

「ビストロかもめへようこそ。」
「どちらのメニューがお好みですか?」

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メニュー『言葉と世界のギリギリマリネ』
実は言葉と世界は厳密に対応なんかしていません。
現代詩はその壁のあたりを行ったり来たりする非常に愉快なジャンル。
そしてある種の小説の中には、現代詩の言葉をつかって織り上げられた
ものがあります。「さようならギャングたち」を味わうために、
例えばこの「今を生きるための現代詩」などは如何でしょうか。

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メニュー『言葉の裏に隠された真実~歌人の薄皮シュークリーム~』
赤貧を憂う歌の向こうに、働きもせずに遊び呆ける姿が見え隠れ…。
作品からイメージされる清廉さ、超訳によって見えてくるダメニートっぷり。
石川啄木という味わい深い男の人生をどうぞ。

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メニュー『暮しの根っこのコンポート』
皆様ご存知の『暮しの手帖』を紐解くとたどり着くお2人。
初代編集長の花森安治さんの頭の中身と、暮しの手帖社の社主である
大橋鎮子さんの歴史を知ることで、今ある「良質な暮し」に深みを
加えてみませんか。

2015.5.18 / 特集棚 / ビストロかもめ〜本と本のマリアージュ