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かもめブックスとは

校正の会社が始める新しい本屋です。

本屋が潰れていくと、見聞きする事が多くなりました。
大きな原因のひとつとしてインターネットの存在が口の端に上りますが、
便利さと張り合うことが本屋にとっての最大課題ではないと思うのです。
タイトルや著者名、厚さ、手触り、装丁、纏う雰囲気、本棚の前に立つ自分の感情や状況……。
本屋には、目の前に本が並んでいるからこそ生まれる、思いがけない「新しい本との出会い」があります。
私たちはいつだって感覚を研ぎすまして、出会うべき本を1冊1冊、その手で選んできました。
それが本屋へ行くことの面白さであり、本屋が大切にするべきことだと思うのです。
かもめブックスはお客様と本との出会いのきっかけを様々なアプローチで提供し、
またそれを継続的にお客様に楽しんで頂ける店作りを行っていきます。
かもめブックスがお客様にとっての「新しい本との出会い」の場所となり、
その出会いがお客様の生活に刺激をもたらし、さらに新しい思考や人との出会いへと繋がっていくことを願います。

かもめブックスロゴ

本屋|かもめブックス

かもめブックスは新刊書店ですが、良い本をじっくりお客様にご紹介し、新しい本との出会いをもっと丁寧にご提供できるよう、書店従来の新刊を優遇した売場作りとは異なる「レコメンド/感動を伝える」「リマインド/感動を想起させる」を意識した売場を作っていきます。
WEEKENDERS COFFEEロゴ

カフェ|WEEKENDERS COFFEE All Right

美味しい珈琲を携えてページを捲ることの喜びを、もっと身近に。京都の自家焙煎専門店「WEEKENDERS COFFEE」金子将浩さんのこだわりの豆でエスプレッソをお楽しみください。ハンドドリップでスペシャル珈琲豆も味わって頂けます。テイクアウトのご利用もどうぞ。
ondo kagurazaka,tokyo

ギャラリー|ondo kagurazaka

見知らぬ熱に触れたとき、私たちは饒舌になったり奮起したりしていることに気がつきます。ondoは人と人が出会い、新しい何かが始まるスペースです。大阪の「ondo tosabori」と2拠点展開という新しい試みで、東西の面白いモノゴトをご紹介していきます。

店主よりご挨拶

校正・校閲という仕事をご存じですか?
本が世に出る前に、原稿を読んでまちがいを見つける仕事です。
僕たちは神楽坂で約10年、“書籍の校閲専 門の校正会社”として
「読む」ことで出版に関わってきました。

そんな僕たちが、新しい本屋を始めようと思います。

そもそも、神楽坂駅の矢来口には、
半世紀ものあいだ地元に愛された本屋がありました。
しかし、去る4月、初旬の頃。シャッターに貼られた手書きのお知らせによって、
突然、その本屋が閉店するという事実を知ることになりました。
寂しいことですし、それによって困惑もしました。

「町の本屋がなくなっていく」という話は、
タイムラインにもよく見るトピックで、すでにニュースにもなりません。
出版にこの身をおきながら、自分もどこか、このことに鈍感になっていたような気がします。

いくらいい本を作っても、読者に届かなければ、
やがて僕らは本を作ることだってできなくなってしまうんじゃないだろうか。
こと、自分の町から本屋がなくなるという現実が目の前で起きたとき、
情けないことですが、ようやくそんなことを考えるようになったのです。

常にオンラインの時代において、本を読むという文化や習慣を再定義する時期にきているのだと思います。
情報を、リアルタイムに受け取り処理していくのではなく、教養として血肉にしていく読書という習慣を、
もう一度本屋という形で考えていこうと思います。

本屋の名前は「かもめブックス」としました。
神楽坂に愛されるお店になれるといいな、と思い、皆で汗を流していこうと思います。

鷗来堂 柳下恭平